どんな属性の人が消費者金融で借りられる？基本は収入がある人！

消費者金融でお金を借りたいと思って申し込みをしたからといって、誰でもお金が借りられるわけではありません。審査によってお金を貸してもいいと判断される人のみがお金を借りられるため、どのような人が借りられるのかと不安になることもありますよね。

消費者金融で借りられる人の属性がわかっていると、安心して申し込むことが可能です。

では、消費者金融ではどのような属性の人が借入をすることができるのか、詳しく確認しましょう。

仕事をしていて安定収入があれば消費者金融で借入できる可能性あり

まずは、消費者金融で借入ができる人の属性を確認しましょう。

総量規制の影響で消費者金融から借りられるのは仕事をしている人

消費者金融で借りられる属性の人は、何らかの形で仕事をし、安定して収入を得ている人です。

それには、以下のような理由があります。

• 貸したお金が返済されないと消費者金融の経営が成り立たないので
• 総量規制の影響があるので

消費者金融側からいえば、お金を返してくれない人にお金を貸すと経営が成り立たなくなるため、収入を得ていてお金を返すことができる人にだけお金を貸します。

また、消費者金融などの貸金業者が守っている法律の中に、借入をする人の年収の3分の1を超える融資はできないという決まりである総量規制があるため、収入が0の人にはお金が貸せないという理由もあります。

仕事をしている人には、以下のような人がすべて含まれます。

• 正社員
• アルバイトやパート
• 派遣社員や出向社員など
• 自営業者

正社員ではなくても、何らかの形で定期的に収入を得ていればいいということですね。

無職でも借りられるという案内は闇金の特徴！

消費者金融では、無職の人はお金を借りることができません。それにもかかわらず、無職でも借りられるなどといった案内をしている業者もありますが、その業者からは借入をしてはいけません。

消費者金融の中には、正規の業者に交じって非正規の業者も存在しています。正規の業者は、審査があることを明記しているのが特徴です。ですが、非正規の業者は、誰でも借入可能、無職でも融資可能などの言葉で融資を促しています。

他にも、金利をかなり低めに記載しておいて後から法外な金利を請求したり、信用を見るためなどの名目でお金をだまし取ったりといったことも行っています。

そのため、無職の人は仕事を始めない限りお金は借りられないということを確認して、非正規の業者から融資を受けないようにしましょう。

就職内定の状態の時は収入を得ているかどうかで変わる！

就職が決まればこれから収入を得ることになるため、お金を借りられるのではないかと思うかもしれませんが、消費者金融では申し込みをする時点で仕事をしていなければ借入はできません。それには、先ほどの総量規制が関係しています。

ですが、何らかの形で収入を得ていれば、消費者金融での借入は可能です。ということは、アルバイトをしていて収入があれば、借入ができることになります。

つまり、就職内定の状態の時は、以下のようになるということです。

• アルバイトなどで収入がある→借入が可能
• 収入が無い→借入は不可能

消費者金融ではどんな人が借りられる？具体的に確認しよう

消費者金融では、仕事をしていて収入を得ている人がお金を借りられますが、場合によっては審査に通りにくいこともあります。

そこで、勤務形態別に、どのような人が借りられるのか、具体的に確認しましょう。

正社員は安定していると思われやすい！ただし勤続年数に注意

正社員の場合、一度仕事を始めたら辞めにくいと思われるため、安定していると判断されやすく借入には有利です。

特に、公務員や大手企業の社員の場合、職場の倒産が無かったり倒産しにくいと思われたりすることから、より有利だと言えます。

ただし、勤続年数が短い人の場合、今後その仕事を続けていくかどうかはわからない部分がありますので、その場合は審査に不利になることがあります。

アルバイトの場合は継続して収入があるかどうかをチェック

学生がアルバイトをしている場合、長期のアルバイトをしていれば安定して収入を得ていると言えますが、短期のアルバイトをしている人の場合は安定収入とはみなされない場合があります。

また、学生ではなくフリーターとして生活をしている人の場合も注意が必要です。フリーターという言葉には実際に働いていなくてもアルバイトの形態での仕事を探している人も含まれるため、実際に仕事をしていない場合はフリーターであっても借入が難しいと言えます。

アルバイトの人がお金を借りたい場合、継続して収入を得ていることが重要です。

派遣社員も利用可能！ただし登録だけで働いていないと借入は不可

派遣社員の人も、もちろん消費者金融を利用できる可能性があります。ただし、以下のような点で注意が必要です。

消費者金融を利用するには安定収入を得ていることが必要なので、派遣会社に登録しているだけで消費者金融に申し込む時点で仕事をしていない人や、短期派遣の人は借入ができないこともあります。

また、派遣社員の場合、本当に働いているのかを確認する在籍確認のやり方に特徴があります。基本的には、給料を支払っている派遣元の会社に連絡が行くのですが、業者によってはそうでないこともあります。

そこで、電話連絡以外の方法で在籍確認をしてもらえないか、消費者金融にあらかじめ相談しておくなどの対応も考えたいところです。

自営業者がお金を借りる場合は借りたお金の使い道に注意

自営業者も、多くの消費者金融で借入をすることが可能です。ごく一部の消費者金融で自営業者への融資を断っている場合がありますが、多くの業者では自営業者も融資の対象としています。

ただし、自営業者がお金を借りる場合は、事業に関係する書類の提出が求められるなど、提出書類が増えることがあります。

また、自営業者がお金を借りる場合、借りたお金の使い道に気をつけなければいけません。

消費者金融の商品には、以下のようなタイプのものがあります。

• 生計費としてしか使えないもの
• 生計費にも事業費にも使えるもの
• 事業費にしか使えないもの

つまり、自営業者が日々の生活を送るためにお金を借りるのであれば生計費に利用できる商品を、事業のためにお金を借りるのであれば事業費に利用できる商品を選ぶ必要があるわけですね。

消費者金融の中には、事業者専用のローンを扱っているところもあります。個別の記事では、具体的にどのような商品があり、どんな目的で使えるのかをまとめてご紹介していますので、参考にしてみてください。

主婦や学生の場合も収入があることが借入できるポイント

主婦や学生という立場の人はお金を借りられるのかというと、その場合もやはり収入があるかどうかがポイントとなります。

では、詳しく見ていきましょう。

主婦はパートなどで収入があれば借入可能

主婦（主夫も含む）は家計を管理することが多いため、やりくりに困ってお金を借りたいと思う機会も多いものです。主婦であるかどうかはお金を借りる上で問題とはなりませんが、収入があるかどうかはきちんとチェックされます。

もちろん、ご家族に内緒で借入をすることもできます。

ただし、消費者金融でお金が借りられるのは、申し込みをする人の年収の3分の1までと法律で決められています。そのため、パートをしている主婦の場合、それほど多くのお金は借りられないと思った方がいいでしょう。

収入が無い専業主婦でも例外的にお金を借りられる場合も

総量規制には、借入総額には含んでも例外的に年収の3分の1を超えてお金を借りられるという、例外として扱われる場合がいくつかあります。その中の一つに、配偶者の年収と合わせて3分の1以内であればお金が借りられるというものがあります。その決まりに従えば、専業主婦でもお金が借りられるわけです。

ただし、例外の決まりはあっても、それに対応している業者は少ないのが現状です。大手の消費者金融は、いずれも専業主婦の借入はできないとしています。そのため、専業主夫が借入をするのであれば、中小消費者金融で専業主婦も借入の対象としている業者を探す必要があります。

また、専業主夫が借入をする場合は配偶者の収入を元にしてお金を借りることになるため、配偶者の同意を求める必要もあります。そのため、以下のような書類を提出しなければいけません。

これらのことを考えると、配偶者に内緒での借入はできないと言えます。また、手続きがかなり煩雑になることも確かです。

学生もアルバイトをしていて収入が安定していれば借入可能

ですが、学生の場合、長期のアルバイトをしている人ばかりではなく、お金が必要な時に短期のアルバイトをしている人もいますよね。先ほども確認しましたが、そういった人の場合は安定収入を得ているとは言えないので、審査に通らない可能性があります。

ただし、借入ができるのは年収の3分の1までなので、アルバイトの収入ではそんなにたくさんのお金が借りられるわけではありません。それでも、ちょっとしたお付き合いや教材費としてなど、十分に活用できそうな場面はありますね。

未成年の場合は要注意！学生ローンを選択した方が安心

学生でも安定収入を得ていれば消費者金融の利用は可能ですが、未成年の場合は注意が必要です。なぜかというと、民法上の定めによって未成年には契約行為が認められていないことから、未成年に融資をする消費者金融が限られているからです。

そこで、未成年が借入をしたいのであれば、学生ローンを選択した方が借入ができる可能性が高まります。

とはいえ、以下のような注意点もあります。

• 学生ローンでも成人した学生を対象とした商品が多い
• 未成年であっても収入を得ていることが借入の条件
• 非正規の業者を選ばないように注意

学生ローンという名称の商品であっても、どれでも未成年が借入できるわけではありません。学生ローンでも成人した学生を融資の対象としていることが多いので、未成年が借入をしたいのなら業者選びがとても大切になります。

また、審査なし、未成年でもお金を貸せるなどと案内をして融資を促す業者もあるのですが、それは非正規の業者なので気をつけましょう。

借入先が少ない未成年は、何とかして借りたいと焦るとついそういった業者に申し込みをしてしまいそうになるかもしれませんが、先ほどもお話したように審査なしでお金を貸すと言っているのは非正規の業者で、正規の業者なら必ず審査を行っています。

非正規の業者で借りると個人情報の流出や高額の金利請求を受けるなど、危険なことがありますので、決して非正規の業者では借入をしないようにしましょう。

安全に借入をしたい、どの業者で借入ができるのか知りたいと言われる未成年の方は、個別の記事で未成年でも安心して借りられる業者を具体的に挙げていますので、ご確認ください。

消費者金融でお金を借りられる属性の人とは継続収入を得ている人の事

以上のように、消費者金融でお金を借りられる属性の人とは、継続して収入を得ている人のことを言います。

単純に収入を得ているだけではなく、長期間に渡る返済が滞りなくできるように、継続して収入を得ていることが重視されるということです。

その条件を満たしていれば、収入の多さは問題とはなりません。消費者金融では、その人の収入に見合った金額の融資を行うため、収入が少なければ利用限度額を少なめにすることでお金が借りられるんですね。

とはいえ、それぞれの勤務形態ごとに注意点もありますので、事前に確認してから申し込みをするようにしましょう。