消費者金融会社とはどんな業者？特徴や銀行との違いを徹底解説

日々生活を送っていると、時に予想以上に出費が多くてどうしようかと思うこともありますよね。そんな時にはお金を借りて乗り切る方法もありますが、その際に迷うのが借入先です。

消費者金融会社をはじめとして、銀行や信用金庫といった金融機関など、お金を貸してくれるところは多くあります。その中で消費者金融は、お金を貸すことを専門としている業者なので、より便利に使いやすいように工夫がされています。

そこで、消費者金融会社とはどのような業者なのか、銀行とはどう違うのか、特徴を確認しましょう。

消費者金融会社の大きな特徴はスピード融資にも対応できること

消費者金融会社は、お金を貸すことを専門とする業者です。では、特徴をチェックしましょう。

最短であれば即日融資にも対応可能

消費者金融会社には、最短であれば即日融資にも対応できるという特徴があります。

銀行の場合、審査のやり方が消費者金融とは異なっていて、すぐに審査結果を出すことができないので、即日融資には対応していません。

ですが、消費者金融は独自のノウハウを持っていて、それを元に審査を行っています。業者によっては機械的な審査システムを採用していることもあって、短時間で審査結果を出すことが可能な場合もあります。

そういった理由から、消費者金融の中にはスピード融資に対応できる業者も存在しています。急いでお金を借りたい人には、助かるシステムですね。

ただし、すべての業者で即日融資に対応できるわけではないので、気をつけましょう。

借りたお金の使い道は自由！ただしギャンブルなどは不可なことも

消費者金融では、基本的には借りたお金の使い道は自由です。そのため、家電製品の買い替えや旅行など、様々な目的に借りたお金を使うことができます。消費者金融でなぜ借りるのかというと、お金の使い道が便利であることも一つの理由として挙げられます。

ただし、以下のようにお金の使い道を限定している業者もありますので、事前に確認しておきましょう。

• 生計費としてのみ利用可能
• ギャンブル資金としての利用は不可

自営業者専用の商品を扱っている消費者金融もありますので、不安な場合はそういった商品を選ぶと安心です。

お金を貸す専門の業者だから利便性に優れている！

消費者金融はお金を貸すことを専門にしている業者なので、申し込みがしやすいように多くの申し込み方法に対応できたり、契約までの流れが様々であったりと、便利がいいように工夫されています。

大手の消費者金融であれば、どの業者を選んでも複数の申し込み方法が用意されています。中小消費者金融の場合はそうはいかないこともありますので、希望の申し込み方法がある人はその申し込み方法に対応してくれる業者を探しましょう。

消費者金融と銀行の商品の特徴比較

それでは、消費者金融と銀行の商品の特徴を具体的にご紹介します。

年収に対する利用限度額に関しては、消費者金融は厳密に法律で年収の3分の1までと決められています。

たくさん存在する消費者金融会社！上手な業者の選び方とは

大手から中小まで合わせると、消費者金融会社はかなりの数があります。そのため、業者選びをするのが難しいと思われるかもしれません。

そこで、上手な業者の選び方を確認しましょう。

最初に大手と中小どちらから借りるのかを決めよう

消費者金融選びをする場合、まずは大手の業者から借りるのか中小の業者から借りるのかを決めましょう。

大手消費者金融には、以下のような特徴があります。

• みんなが名前を知っているので安心できる
• 即日融資に対応している
• 様々な申し込み方法が選べる
• 中小の業者よりも金利は低め

大手の消費者金融は、これまでに多くの人がお金を借りているから大手になっていると考えられます。ということは、それだけ安心して利用できる業者だということになりますね。また、広く名前が知られている大手の業者は、どこを選んでも即日融資に対応してもらうことが可能です。

大手は、全国の様々な場所に住んでいる人にとって借りやすいように考えられているので、申し込み方法も多彩で便利ですし、また金利も中小に比べると低めに設定されている傾向があります。

それに対して、中小消費者金融には以下のような特徴があります。

• 審査が機械的ではない
• 地域密着型の場合が多い

中小消費者金融の場合、小さな規模で経営を行っているため大手のように様々なサービスが提供できるわけではありませんが、業者によっては即日融資に対応できるところもあります。

中小の業者の特徴は、審査が機械的ではないということです。大手の場合、多くの人が借入をするので機械による審査を導入して審査時間の短縮を図っていますが、中小の業者の場合はそれぞれの業者が独自の視点から審査を行います。

そのため、大手では似たような審査結果になりやすく、中小では同じ人が審査を受けてもある業者では落ちた人が、別の業者では審査に通るといったことが起こりやすくなります。

ただし、中小なら審査が甘いという意味ではなく、審査の視点が違うという捉え方をするものです。そのため、中小なら通るということではなく、その業者が重視する条件を満たしていれば借りやすいと思った方がいいですね。

個別の記事の中で大手と中小の業者についてさらに詳しくまとめてご紹介していますので、消費者金融会社選びの参考にしてみてください。

これだけは気をつけたい！闇金から借りないように

非正規の業者は闇金とも呼ばれますが、闇金から借入をすると以下のような危険性があります。

• 法外な金利の請求・お金をだまし取る
• 悪質な取り立て
• 個人情報の流出

闇金を見分ける方法は、2つあります。

• 金融庁のホームページの活用
• 日本貸金業協会のホームページの活用

具体的な利用の方法については個別の記事でご案内していますので、ぜひご確認ください。

総量規制とは？消費者金融借りられるのは年収に対して3分の1

消費者金融でお金を借りる場合、総量規制という仕組みについて知っておく必要があります。では、総量規制について詳しく確認しましょう。

総量規制は多重債務を防ぐための仕組み

総量規制とは、個人が消費者金融会社などの貸金業者から融資を受ける際に、年収の3分の1以上のお金を借りることが制限される仕組みのことです。

これは、お金の貸し過ぎによって多重債務に陥る人が多く出たことを背景として、それを防ぐ目的で導入されたものです。これによって、例えば年収が300万円の人は貸金業者からは100万円までしか借りられなくなりました。

ただし、計算されるのは貸金業者からの借入なので、銀行や信用金庫など貸金業者に分類されない業者から借りた分は借入総額には含まれません。

クレジットカードの利用に関しては、以下のようになります。

貸金業者から現金を借りる場合に関係する、と考えるとわかりやすいですね。

貸金業者から借りても総量規制対象外となる場合とは

まずは、貸金業者から借入をしても借入総額として計算されない、総量規制対象外となる融資の例を見てみましょう。

• 不動産に関連する貸し付け
• 有価証券・自動車・不動産を担保とした貸し付け
• 高額の療養費の貸し付け
• 貸金業者が金銭貸借契約の媒介をする際の貸し付け

これらの貸し付けは高額になることが多いため、年収の3分の1までに制限されると購入ができなかったり必要な医療が受けられなかったりするため、総量規制の対象とはなりません。

次に、借入総額には含まれても、例外的に融資が受けられる貸し付けの例を見てみましょう。

• 顧客が一方的有利な借り換えのための貸し付け
• 緊急に必要な医療費のための貸し付け
• 社会通念上緊急に必要な費用のための貸し付け
• 配偶者の年収と合わせて年収の3分の1までになる貸し付け
• 事業費を目的とした貸し付け

これらも、総量規制で制限されてしまうと困ることになる貸し付けが中心となっています。

業者によってお金の借り方や限度額などが違う！事前に確認を

消費者金融ではどこで借りても同じようにお金が借りられるわけではなく、商品によって借り方や利用限度額などが違います。

では、どのような点に注目すればいいのか、確認しましょう。

追加融資が受けられる商品とそうでない商品がある！

消費者金融でお金を借りる場合、商品によって以下のように借り方が違います。

• 審査で利用可能枠を決めその範囲内なら何度でも追加融資可能な商品
• 追加融資はできず借りた後は返済のみとなる商品

大手消費者金融は、いずれも枠を決めてその範囲内であれば何度でも追加融資が可能な商品が扱われています。ただし、大手の商品でも、おまとめローンや事業者向けローンのように商品によっては追加融資ができない性質のものもあります。

中小消費者金融の場合は、様々です。そのため、中小消費者金融での借入を考えている人は、アナタの希望する借り方ができるかを確認してから申し込みをするようにしましょう。

商品によって最大の利用限度額や金利の設定も違うので確認を

消費者金融でお金を借りる場合、最大でどれくらいまでお金を借りられるかを表す最大の利用限度額や金利の設定も商品ごとに違います。

商品ごとに設定されている上限を超えるお金は借りられませんので、金額最大の利用限度額が低い商品の場合、借りたい金額が借りられないことも考えられます。そのため、借りたいお金が借りられる商品を選んで申し込みをしましょう。

ただし、利用限度額の決定には審査結果や総量規制も関係しますので、その商品で借りられる上限とアナタが借りられる上限は違いますので、その点は知っておきたいところです。

また、金利は全体的に見ると大手消費者金融の方が中小消費者金融よりも低めな傾向にあります。ですが、これも傾向なので、商品によってはそうではありません。また、同じ商品でも融資額などによって金利が変わることもあります。

そのため、金利の決め方がどうなっているかも事前に確認しておきたいところです。

個別の記事の中で金利についても詳しく取り上げてご紹介していますので、ご覧ください。

無利息期間を設けている消費者金融も！上手に活用しよう

消費者金融会社の中には、無利息でお金を借りられる期間を設けている業者もあります。

初めてお金を借りる人を対象にしていることが多いのですが、中には一定の条件を満たせば何度でも1週間無利息になるといった特徴的なサービスを行っている業者もあります。

無利息サービスの詳細については、個別の記事をご覧ください。

消費者金融会社はスピード融資にも対応できる！便利に利用しよう

商品によってお金の貸し方や最大の利用限度額、金利などの設定が違うので、どのような商品なのかをよく確かめてから申し込みをするのが、上手な消費者金融の活用法です。

急いで借りたい時には特に便利なので、お金を借りることを考えている人は利用を検討してみてはいかがでしょうか。