消費者金融からの督促の電話を無視すると職場に連絡があることも!?

消費者金融でお金を借りた時にはきちんと返済をするつもりだったのに、いつの間にかお金が返せなくなり督促の電話にも出にくくなってしまう、そんなことが絶対にないとは言えませんよね。

ですが、消費者金融からの督促の電話を無視し続けていると、職場に連絡が入ってしまうこともあるため気をつけなければいけません。

そこで今回は、消費者金融からの督促の電話を無視するとどうなるのか、また督促された時にはどう対応すればいいのか、詳しく確認しましょう。

督促の電話を無視すると職場に連絡をするなどの方法が取られる!

消費者金融からの督促の電話を無視すると、場合によっては職場に連絡するなどの方法が取られることがあります。

そこで、電話を無視するとどうなるのか、詳しく確認しましょう。

電話を無視し続けるとどうなるの?確認しよう

消費者金融からの督促の電話を無視し続けた場合、以下のような方法が取られる可能性があります。

  • 督促状の送付
  • 職場への連絡
  • 自宅への訪問

消費者金融からの督促の電話に出なかったり、電話に出たとしてもその際に約束した通りに返済をしなかったりしたら、督促状が郵便で送られてきます。

そして、それでも連絡が取れない時には、職場に電話がかかってくることもあります。

それでもなお連絡が取れない場合は、自宅を訪問されることもあると言います。自宅を訪問する場合、消費者金融は借入を他の人に知らせてはいけない約束になっているため、消費者金融名を名乗らない、本人がいる時間に訪問するよう心掛けるなどの配慮はしてくれます。

また、この際はその場で返済を迫られるのではなく、返済する意思を確認したり現在の状況を確認したりすることが目的なので、それに関しても心配はいりません。

とはいえ、家に知らない人が来て何か話をしているとなると、かなり怪しいと思いますよね。それが原因で家族に内緒の借入がバレる可能性があることは否定できませんので、そうなる前に何とかしたいものです。

督促の連絡は番号を登録していれば携帯電話に来ることが多い!

督促の電話は、申し込み時に本人の携帯電話の番号を入力していれば、携帯電話にかかってくるのが一般的です。

これには、以下のような理由があります。

  • 本人と直接話がしやすい
  • 周りの人に借入を知らせてしまうリスクが減る
  • 融資を受けている人も電話に出やすい

携帯電話は個人の持ち物であることが多いため、本人と直接話ができる可能性が高いことから、まずは携帯電話に連絡をします。先ほどもお話したように、消費者金融は他の人に借入を知らせてはいけないため、そのリスクを減らす意味でも携帯電話が選ばれることが多いと言えます。

また、固定電話に連絡をすると家族が近くにいる時には話しづらいですが、携帯電話ならその場を離れることもできます。融資を受けている人にとっても話しやすいため、電話に出やすいことも携帯電話に連絡を入れる理由です。

この段階で電話に出ていれば、督促状の送付や職場への連絡まではされずにすみます。

職場にまで連絡が行くのは正当な理由がある時!どんな時に注意すべき?

ここまで読まれて、消費者金融は周りの人に借入を知られるようなことをしてはいけないはずなのに、なぜ職場に連絡をしてくるのか疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

では、なぜ職場に連絡が行くことが認められるのか、その理由を確認しましょう。

職場に連絡をする際も業者名は名乗らないから

周りの人へ借入をしていることを知らせないために、職場に連絡を入れる際には消費者金融名を名乗るのではなく、連絡をしている人の個人名で連絡を入れます。そのため、直接職場に借入を知らせることにはならないということですね。

そのため、場合によっては職場への連絡も認められているのです。

とはいえ、職場の状況によっては個人宛に電話がかかってくること自体が珍しいことで不審に思われたり、電話が何度かかかってくることで怪しまれたりなど、職場に連絡があることで借入があることや滞納をしていることを疑われてしまう可能性が無いとは言えません。

それを考えると、できれば職場に連絡が行くことは避けたいところです。

正当な理由があれば職場への連絡が認められるから

貸金業法では、消費者金融が不当な取り立てをしないよう取り立ての際の禁止事項が決められています。その中には職場への連絡に関する事項もあり、正当な理由もなく職場に電話をかける・電報を送る・ファックスを送るといった行為は禁止されています。

それは、逆を返せば正当な理由があれば認められるということですね。

では、正当な理由とはどのようなものかというと、以下のような理由が挙げられます。

  • 借入をしている人と連絡が全く取れない
  • 意図的に督促を無視していると考えられる

携帯電話や自宅に電話をしても督促状を送っても全く反応が無い場合は、借入をしている人と連絡を取るための手段として消費者金融が職場に連絡をすることがあります。

また、お金を返す意思がなく、意図的に督促を無視していると思われるような場合も、職場なら連絡がつく可能性が高いため、職場への連絡が認められます。

消費者金融が貸したお金を返してもらえないと経営にも関わりますから、督促の電話を携帯電話にする、督促状を送るなど必要な措置をしても借入をしている人が応じなかった場合、職場に連絡をすることができるということです。

督促の電話を受けたら素直に応じる方が印象が良い!無視はやめよう

督促の電話とわかっている電話には、出にくいものですよね。ですが、職場に連絡されるとやはり困りますよね。

また、消費者金融からしても素直に応じてもらった方が助かりますし、また印象が良くもなります。では、そう言える理由を確認しましょう。

電話に出ることで支払いの意思はあると思ってもらえる!

消費者金融からの督促の電話に出るということは、支払いをする意思があるということになります。消費者金融を利用しているうちに、ある月に限って出費が多くて返済が難しくなることは誰にでもありえることですし、消費者金融もそれを想定しています。

そのため、督促の電話に出れば、支払いの確認をしてそれで終わることが多いのです。

消費者金融からお金を借りる場合、担保となるものは用意しませんよね。それなのにお金が借りられるのはなぜかというと、それはその人の信用を元にしているからです。

ここで言う信用とは、収入がありお金を返す能力を持っていることと、お金を返す意思を持っていることを言います。収入があってもお金を返す気が無ければ返済は進みませんので、お金を返す意思があることも求められるわけです。

そこで、督促の電話に素直に応じれば、返済の意思だけでもあると思ってもらうことができます。同じように支払いが滞ったとしても、支払う気があるかどうかは、信用ができるかどうかを判断するうえで大きな要素だと言えますね。

督促の電話に出る前に、返済が遅れそうな場合自分から連絡を入れると、さらにきちんと返済のことを考えていると思ってもらいやすくなります。もちろん、遅れたという事実を無くすことはできないのですが、お金を借りる上で印象はとても大切なので、できれば自分から連絡を入れるようにしましょう。

返済について相談することで払いやすい金額に変えてもらえることも

いつものように返済することが難しい場合、相談することで一時的に払いやすい金額に変更してもらえることがあります。

消費者金融名 支払いが難しい時の対応
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコム 一時的に返済額を減らす措置が可能
レイクALSA 毎月の返済額を下げたい時はフリーダイヤルに問い合わせるよう案内
アイフル株式会社 請求額の返済が難しい時は会員専用ダイヤルへ問い合わせるよう案内

このように、消費者金融では返済額の相談に乗ってもらえることもありますので、支払えない場合は相談をすることも大切です。

督促に応じなければ一括返済や差し押さえに

ずっと督促に応じなければどうなるのかというと、借りているお金の一括返済を求められたり、給与・預金口座・動産・不動産を差し押さえられたりすることも考えられます。

そのため、消費者金融からの電話は無視するのではなく、きちんと対応してそこまで行くまでに返済ができるような形を整えたいものです。

どうしても返済が難しい場合、債務整理をする方法もあります。もちろん、それにもデメリットはありますが、返済ができない状態をそのままにしていても解決することはできませんので、何らかの形で対処するようにしましょう。

消費者金融からの督促の電話を無視すると職場に連絡が行く可能性あり

以上のように、消費者金融からの督促の電話を無視し続けて連絡が取れない状態にしてしまうと、正当な理由があるとみなされて職場への連絡が認められます。

督促の連絡があった時にきちんと対応して、約束通りお金を支払えばそれで問題がありませんし、どうしても返済が難しいと思ったらそれを伝えて返済方法の相談に乗ってもらうことも可能ですので、電話に出にくいと思わず、最初に電話があったときにきちんと対応するようにしましょう。

返済をせずに放置していると、一括返済を求められたり差し押さえが行われたりすることになりますので、借りたお金はきちんと返すという意識で消費者金融を上手に利用したいところですね。